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ネイピア=ヘストン レーサー : ミニ英和和英辞書
ネイピア=ヘストン レーサー[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ネイピア=ヘストン レーサー : ウィキペディア日本語版
ネイピア=ヘストン レーサー[ちょうおん]

ネイピア=ヘストン レーサー(Napier-Heston Racer)又はヘストン 5型 レーサー(Heston Type 5 Racer)、ヘストン H.5(Heston H.5)と言われる機体は、世界速度記録を樹立するためにネイピア・アンド・サン社が計画しヘストン航空機(Heston Aircraft Company Limited)が製造した1940年代英国の低翼単葉機である。このプライベートベンチャーはロバート・モーリス(Robert Morris)やナフィールド子爵から資金援助を受けていた〔。
== 設計と開発 ==
ネイピア=ヘストン レーサーはネイピア・アンド・サン社のアーサー・E・ハグ(Arthur E. Hagg)とヘストン航空機のジョージ・コーンウォール(George Cornwall)により世界速度記録に挑戦するために設計された単発、低翼の片持ち式単葉機であった〔Gunston 1976, p. 321.〕。この機体は迅速な製造と"極平滑"な仕上げと流線型の"美しい"線を実現するためにほぼ全てが木製であった。胴体下面のマルチダクトの空気取り入れ口と透明で背の低いアクリル樹脂製のキャノピーが備えられ、20層にも及ぶ手塗りのラッカー塗料が空力的な滑らかな仕上げに貢献していた。サンダース・ロー社は、高圧で木材とレジンを多層に貼り付けた「コンプレグネイテッド・ウッド」("Compregnated wood")で製造した主桁を供給した〔Gunston 1976, p. 322.〕。
極く小さな薄型断面の対象形の主翼の翼型は高速飛行向けに設計されていた〔Cowin 1999, p. 75.〕。操舵力を最小限にする観点から、全ての動翼は特殊な歯車を介して緩やかに作動するようになっていた。昇降舵の操作は、速度に応じて調整される可変リンケージの「qフィール」("q-feel")・システムと呼ばれる装置を備えていた〔。
この機体は、最高機密で未テストの2,450 hp の24気筒液冷のネイピア セイバー エンジンを搭載するように設計されており〔Lewis 1972, p. 441.〕、特別に改造されたエンジンは4,000 hpを発生することが可能になると思われていた〔。このエンジンは元々、英国航空省に提案され最優先のエンジン開発計画として承認されてはいたが、結局ネイピア=ヘストン レーサーは公式には認可されず、ナフィールド子爵の全面的な資金援助を受けたプライベートベンチャーとして進めなければならなかった〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ネイピア=ヘストン レーサー」の詳細全文を読む




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